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INFO:
ケーズHD、吉原専務が社長に、平本社長は会長に ケーズホールディングスは3月21日、社長交代の人事を発表。6月27日付で吉原祐二取締役専務執行役員 営業本部管掌兼管理本部管掌が代表取締役社長執行役員に就任、平本忠代表取締役社長執行役員は代表取締役会長執行役員に就任する予定。  異動の理由は、新たな経営体制のもとで同社グループの持続的な成長と企業価値の最大化を目指すため。 ■吉原祐二(よしはら ゆうじ) 1967年2月8日生。茨城県出身。1986年11月ケーズデンキ(現ケーズホールディングス)入社、2009年12月営業本部営業推進部長、11年6月執行役員営業本部営業推進部長、同年11月執行役員管理本部人事部長、18年4月上席執行役員管理本部長、19年6月取締役管理本部長、21年6月取締役常務執行役員管理本部長、23年6月取締役専務執行役員管理本部長、同年10月取締役専務執行役員 営業本部管掌兼管理本部管掌(現任) ケーズデンキ賠償命令「ライバル店の価格調査…苦痛」 家電量販店「関西ケーズデンキ」(大阪市)の滋賀県内店舗で働いていたパート従業員の女性=当時(49)=が自殺したのは、当時の男性店長によるパワーハラスメントが原因だったとして、遺族が同社と元店長に計約7千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大津地裁(西岡繁靖裁判長)は24日、計110万円を支払うよう命じた。 ケーズホールディングス、増収増益 家電量販5社、2月は3社が減収 パソコン販売低調 【増収増益】2024年3月期は猛暑の影響でエアコン販売が伸びて増収。その他の家電販売は物価高騰などに伴う消費マインドの低下で不振。賃上げで人件費も増加。営業、経常、最終ともに減益。 家電量販店大手5社の2月の売上高動向(全店ベース)が6日出そろい、ヤマダホールディングス(HD)など3社が前年同月で減収となった。パソコンやスマートフォンなどの情報機器の販売がふるわなかった。インバウンド(訪日外国人)客が増えたビックカメラなどは増収だった。 ヤマダHDの家電量販店部門である「デンキセグメント」は前年同月比0.7%減だった。ケーズHDは1.3%、上新電機は6.6%、それぞれ前年同月を下回った。一方、都心部に多く店を構えるビックカメラはインバウンド客が増えて5%増だった。エディオン(直営店)は0.2%増と微増だった。 パソコン販売は新型コロナウイルス禍での巣ごもり需要の反動で低調な状況が続いている。ケーズHDの「パソコン・情報機器」の2月の売上高は前年同月比14.8%減、上新電機のパソコンの売上高は11.6%減だった。 ■因果関係は認めず、原告は控訴の方村  西岡裁判長は、元店長が指示した競合店の価格調査が「業務の適正な範囲を超えた過重なもので、強い精神的苦痛を与える」として、精神的苦痛に対する慰謝料を認めた。  一方で、女性が現実に価格調査業務に従事していなかったことなどから、指示と自殺との因果関係は認めなかった。  判決によると、女性は平成27年9月23日、元店長から競合店舗の価格調査業務への配置換えを打診された。5~6時間かけて価格調査する内容で、女性は同28日夜、調査が苦痛であることを訴え、元店長と約3時間半話し合った。翌日朝、自宅で首を吊って自●した。